路離杭は別紙1図に示す様に歩道、中央分離帯等に表示板又は杭の形状で設置されている。
歩道等に設置される場合は、自転車、歩行者の通行、周辺住民の出入等考慮しなければならず希望の箇所に設置できない事もある。
 道路の多種多様な情報も現場には無く、管理事務所で図書その他で調査しなければならず、時間と手間が多大に掛かり、維持管理情報も関係事業所全体で共有する事は困難なのが現状です。

 ICタグは2図に示す様に丸カセット(距離標示付)に収納されており、これを3、4図に示す様に歩車道境界ブロックや既設標示板等に取付け運用します。
送受信機側PDAに別表1の項目、内容を入力し、取付けたICタグに書込みを行い、道路のあらゆる情報管理を実行します。
  ICタグは無電源で作動するため半永久的な使用が可能で、変更情報の書込みも10万回以上行える為、常に最新の情報を保持する事ができます。送受信機のPDAに保存されたデータを管理事務所のPCにダウンロードし、さらに関係する事業体との間でネットワークを構築し、現場の最新維持管理情報を全事業所で共有する事ができます。(5、6図参照)
 ICタグには、道路固有の固定項目と、維持管理項目、その詳細内容を長期間保存(半永久的)することができ、また現場で瞬時に一覧で内容を確認したり、変更することも可能です。
 例えば幅員、車線数、舗装構成、多様な維持、保守、点検情報、事故情報等詳細なデータを書込む事ができ、(表1参照)今後の道路改善策等に運用もしていただけます。