ICﾀｸﾞは１図に示す様に丸カセット(トンネル名表示)に収納されており、これを２、３図に示す様にトンネル入口や補修ヶ所等に取付け運用します。送受信機側ＰＤＡに別表１の項目、内容を入力し、取付けたICタグに書込みを行い、トンネル内のあらゆる情報管理を実行します。
　 ICタグは無電源で作動するため半永久的な使用が可能で、変更情報の書込みも１０万回以上行える為、常に最新の情報を保持する事ができます。送受信機のＰＤＡに保存されたデータを管理事務所のＰＣにダウンロードし、さらに関係する事業体との間でネットワークを構築し、現場の最新維持管理情報を全事業所で共有する事ができます。(４、５図参照)
　ICタグには、トンネル固有の固定項目と、維持管理項目、その詳細内容を長期間保存（半永久的）することができ、また現場で瞬時に一覧で内容を確認したり、変更することも可能です。
　例えばトンネル本体以外に附帯施設の照明灯、消火設備、送風機その多数と多様な維持、保守、点検の業務情報等詳細なデータを書込むことができます。（表１参照）
　以上の事によりきめ細かい情報収集と、正確でスピードを伴った情報の伝達が可能となり、またトンネル入口に取り付けたICタグを読み込めば全ての附帯施設の詳細情報が確認できます。