貯水槽水道の歴史は古く、最近は地上式が主流ですが以前は地下式、半地下式の物が多く、その管理と水質状態は劣悪である。
貯水槽の管理責任は設置者にあるが、その管理コストは高く水道事業体が要望している様な管理業務は実行されていない。
貯水槽内の水質悪化、異臭等全国で色々な事故が発生している現状です。この事を受け厚生労働省も平成15年4月より改正水道法を実施し、貯水槽の設置者に対し、最低年1回以上の清掃と水質検査の実地を管理基準の遵守義務として課していますが罰則は無く、あくまでも指導、助言、勧告の域内であり設置者サイドで完全な管理運営を実施する事は大変困難なのが現状です。集合ビル、マンション等の貯水槽の安全性と水質の向上はより一層重要な課題となっています。 |