まえがき
 継足棒運用の歴史は古く、整備都市では 30 年以上もの運用歴があります。 初期製品は鋼管、鉄筋に鋼板を溶接加工した物が主流でしたが、現場での折損事故も多く、長い運用歴史の中、次々と改良され近年では F.C.D 一体鋳造品、 SUS 製品と材質、機能共に 飛躍的な向上を遂げ、又情報化時代に対応すべく IC タグ内臓製品も出現しています。
  さて 21 世紀に入り水道普及率も高いレベルに達し、拡張路線も終わり維持管理の時代となりました。 弊社は測深継足棒( D.I.S )の専門メーカーとして、今後共より高品質で安価な製品を安定供給致します。 継足棒の整備、運用は水道事業所の皆様にとりまして維持管理、危機管理の両面で大きく寄与できるものと確信致します。

 
 
@開栓キー
埋設深度は多様な条件下で変化する為、複数の長さの開栓キーが必要となり作業位置も一定化できない。特に 1.5m 以上の長い開栓キーでは、運搬、作業性も悪く作業者への負担も大きい。
深度に応じて必要な長さの継足棒を設置し、GLからの離隔を一定にする事が可能。離隔の全国整備都市平均値
(30cm ±10cm)
開栓キーを 1.0m の長さに一本化でき、 作業位置も一定化される。 更に運搬、作業性共に改善され、 又、作業時の安全性も大幅に向上する。 ( 運用表参照 )
         
A危機管理
地震時で液状化が発生している場所での弁BOX内は下方向から土砂が噴き上げ、作業不能な状態になる。
設置されると 継足棒の上部はGL近くにあるので土砂の滞積があっても作業が可能である。又、復旧工事も迅速に行える。
         
B作業車の選定
程んどの事業体で選定する際の目安として、使用開栓キーの長さで決定されている。開栓キー 1.5m 以上の使用事業体では、軽四バンの上にキャリアーを付け運搬するか、トラックの使用となり、積込、取出し等作業者に負担が掛かる。 ( イラスト参照 )
設置されると 軽四バンに横積みでき、積込、取出しが 容易に行える。又、運搬面でもより安全になる。
  ( イラスト参照 )
         
C浅層埋設
既設管は土被り平均 1.2m で、近年の新設管土被りは平均 0.8m 前後となり深度差が大である。その為、新に浅層用開栓キーを製作している事業体もあり、その種類も増加し、場所ごとに開栓キーを選別して作業にあたらねばならず、作業負担が重い。
既設仕切弁に設置されると 短い開栓キーに一本化でき、選別して使用する事が無くなる為作業者への負担が軽減できる。
         
D事前点検
切替工事等で作業が予定された時、監督員はスピンドルヘッドが見えるか、土砂が滞積していないか等、相当な時間と労力を掛け点検しなければならない。
完全に設置されると いつでも作業は完全、且つ安全に実行できる。
         
 
既設仕切弁については、年次計画的に 整備エリアを決めて実施する 。
 
新設仕切弁については、別紙運用表を参考に 設置基準を決めて整備する。
 
既設仕切弁については、作業車に各サイズの 継足棒を常に積載して、必要な長さの継足棒 を設置し、開閉作業にあたる。
 
新設仕切弁については、別紙運用表を参考に 設置基準を決めて整備する。
 
※ 整備都市では、モデル1,2を組合せて整備されています 。
 1.仕切弁:φ50〜φ100
(1組当り)
 2.仕切弁:φ150
(1組当り)
名 称
数 量
H=0.6
H=0.8
H=1.0
H=1.2
H=1.4
H=1.6
H=1.8
H=2.0
継足棒
0.3
 
 
 
 
 
 
継足棒
0.5
 
 
 
 
 
 
 
継足棒
0.7
 
 
 
 
 
 
 
継足棒
1.0
 
 
 
 
 
名 称
数 量
H=0.6
H=0.8
H=1.0
H=1.2
H=1.4
H=1.6
H=1.8
H=2.0
継足棒
0.3
 
 
 
 
 
 
 
継足棒
0.5
 
 
 
 
 
 
 
継足棒
0.7
 
 
 
 
 
 
継足棒
1.0
 
 
 
 
 
 
   
 3.仕切弁:φ200
(1組当り)
 3.仕切弁:2150
(1組当り)
名 称
数 量
H=0.6
H=0.8
H=1.0
H=1.2
H=1.4
H=1.6
H=1.8
H=2.0
継足棒
0.3
 
 
 
 
 
 
 
継足棒
0.5
 
 
  
 
 
 
 
継足棒
0.7
 
  
  
  
 
 
継足棒
1.0
 
 
 
 
  
 
 
名 称
数 量
H=0.6
H=0.8
H=1.0
H=1.2
H=1.4
H=1.6
H=1.8
H=2.0
継足棒
0.3
  
 
 
 
 
 
 
継足棒
0.5
 
 
 
 
 
 
 
継足棒
0.7
 
  
  
  
 
 
継足棒
1.0
 
  
   
   
  
 
 
   
 3.仕切弁:φ300
(1組当り)
 3.仕切弁:φ350
(1組当り)
名 称
数 量
H=0.6
H=0.8
H=1.0
H=1.2
H=1.4
H=1.6
H=1.8
H=2.0
継足棒
0.3
 
 
 
 
 
 
 
継足棒
0.5
 
  
  
 
  
 
 
継足棒
0.7
 
  
  
 
 
 
継足棒
1.0
 
  
  
  
  
 
 
 
名 称
数 量
H=0.6
H=0.8
H=1.0
H=1.2
H=1.4
H=1.6
H=1.8
H=2.0
継足棒
0.3
 
 
 
  
  
 
  
継足棒
0.5
 
  
 
 
 
 
 
継足棒
0.7
 
  
 
 
 
 
継足棒
1.0
  
  
  
  
  
 
 
 
H=埋設深度(土被り/m)  
※上記運用表による整備後は、開栓キーを1.0mに短縮、一本化して作業が可能となります。
  測深継足棒(D.I.S)は、全口径の仕切弁に設置でき、安心してご使用いただけます。